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    犬の会陰ヘルニア(他院より来院・再手術)

    犬の会陰ヘルニアは、去勢手術をしていない中齢期以降のオス犬で多い病気です。ダックスやコーギーなど胴長短足犬種に多い印象ですね。 会陰部(肛門周り)の筋肉がやせ細り、筋肉と筋肉の間にスペースが出来きます。そのスペースに腸が入り込み、上手く自力排便が出来なくなります。 用手で溜まった便をかき出す方法もありますが、根本解決は手術でスペースを埋めるしかありません。スペースに腸だけでなく膀胱までもが入り込んでいる場合は緊急性があります。 ただ手術は難易度が高く、再発する可能性もあります。今回の子は他院にて手術を受け再発したケースで、一般的な方法(内閉鎖筋フラップ)では無理ですし、なぜか片側の肛門括約筋が切除された状態なので、半腱様筋フラップを用いた整復法で行いました。

    2017.01.16

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    犬の歯周病・抜歯

    犬の歯周病では、口が臭い・食べずらそう・食べる時に痛そうなどなど、様々な飼い主様が気づきやすい症状を示します。 動物医療では現状、なかなか差し歯や入れ歯といったデンタルケアが難しいので、歯周病の場合はスケーリング(スケーラーで歯石除去)してから、重度の歯肉炎になっている場所の歯は抜歯するのが一般的です。多少、歯が無くなっても食べるのは不自由しませんので、ご安心下さい。

    2017.01.16

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    猫の難治性口内炎

    猫の歯周病は犬の場合と違い非常にやっかいです。 口内炎のため歯茎が腫れて、痛くて食欲が落ちます。痛み止めでいったん食べれるようになりますが、痛み止めが切れたら、また食欲が落ちます。この繰り返しの生活になってしまいます。 そこで治療方法の一つとして、手術で全部の臼歯(奥歯)を抜歯する方法があります。ただ難治性口内炎と言われる所以は、半数は手術を受けて再発しないですが、半数は手術後も痛い歯がないはずなのに再発してしまうところにあります。 痛いはずの歯を抜歯したにも関わらず再発する場合は、ウイルスや自己免疫の関与が疑わしいと言われております。

    2017.01.16

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    交通事故のワンちゃん

    交通事故にあって後肢の皮膚がズルむけ状態で、指が骨折しており切断寸前。緊急手術になりました。

    2017.01.16

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    猫の爪切除

    爪が伸び過ぎたため食い込んで肉球に穴が開いている状態。一般的には爪切りをして傷の手当をすれば改善しますが、飼い主様の希望により爪切除となりました。

    2017.01.16

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    犬の肺水腫

    高齢になると心臓が悪くなるワンちゃんが多いです。咳や呼吸困難があれば、早めに受診される事をおススメします。 心臓病が悪化すると、肺炎や肺水腫になり命に関わる事があります。特に寒い時期に多いですね。 この子は、いつもの心臓の薬に追加で、抗生剤と利尿剤を行い、ICU(集中治療室)で数日入院して良くなりました。 右が入院時、左が退院時の胸部レントゲン写真です。肺の白いエリアが黒くなり、気管挙上も落ち着き、心臓のラインがくっきりしました。良くなってます。

    2017.01.16

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    犬の橈尺骨骨折

    トイ腫で圧倒的に多い前肢(橈尺骨)骨折。元気な若い子が多いですね。ソファから飛び降りてポキッて事もあります。 チタンプレートによる固定で骨折を手術で整復します。 右が骨折時、左がプレート固定手術後3ヶ月後のレントゲン写真です。

    2017.01.16

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    犬のレッグ・ペルテス病

    レッグ・ペルテス病とは、股関節にはまっている大腿骨頭への血液供給不足により骨頭が壊死する病気です。 小型犬の1歳未満の子に多く、突然後肢をあげて痛そうにします。放置すると筋肉が萎縮し細くなり、大腿骨頭は変形し永久に跛行が残る可能性がおります。 手術で壊死している大腿骨頭を切断するのが一般的です。 右が手術前、左が手術後6ヶ月のレントゲン写真です。 股関節にはまっている大腿骨頭が無くなっているのが、わかりますかね。筋肉量も手術前は左右差がありましたが、手術後は左右差を感じません。

    2017.01.16

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    犬の膝蓋骨脱臼

    犬の膝蓋骨脱臼とは、後肢にある膝蓋骨(いわゆる膝のサラ)が正常な位置から外れた状態をいう。小型犬の内方脱臼が圧倒的に多い。 症状は無症状から歩行困難まで幅広く、軽い跛行なら痛み止めと安静で様子を見ますが、改善がない場合は手術になる事もあります。 手術では外れた膝蓋骨を正常な位置にはめて脱臼を整復します。 右が手術前、左が手術後のレントゲン写真です。

    2017.01.16

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    犬の乳腺腫瘍

    若い頃に避妊手術を受けていない中齢期以降の犬で乳腺腫瘍が出来やすいです。 犬の乳腺腫瘍の場合、良性と悪性の割合は半々で、今回の子は腫瘍サイズも小さく結果良性だったので安心しましたが、同時に行った避妊手術では卵巣水腫も見つかりました。 やっぱり、妊娠出産を望まない場合は、はやめの避妊手術をおススメします。

    2016.09.20

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